円安、最終局面かもしれない
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円のショートポジションが高水準、資産運用会社もヘッジファンドも
Chikako Mogi 2022/04/18 11:59
(ブルームバーグ): 投資家は円の一段安予想を強めている。資産運用会社による円のショートポジションは先週過去最大となり、ヘッジファンドのネットショートはここ3年余りで最大となる水準に接近した。米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データが示した。
日米金利差拡大見通しで円は対ドルで15日まで11営業日連続で下落した。
日本銀行が緩和政策を堅持する一方で、米連邦準備制度は積極的な利上げをする見通しを背景に、円は今月、対ドルで20年ぶり安値を付けた。エネルギー輸入国であることも円安要因。
オフィスFUKAYAコンサルティングの深谷幸司代表は、市場が米利上げ見通しを完全に織り込んだためドル・円の上昇ペースは若干緩やかになるかもしれないが、上向きトレンドは続くだろうと述べた。
日本の市場ウォッチャーの間では円が今後数カ月に1ドル=130円まで下落するとのコンセンサスが形成されつつある。
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