225 戦記

225先物の データと建玉、相場雑感。

11/17(木) 7割上昇だが 28000重い。日経VIは危険水準18。

225現物   10/3 底入れから32日目、VI-18、売りトコロ探しかなー

 

 


■ 先物  本日デイは   27980   -60   終日 28000奪回出来ず

 

デイつなぎ足   

 

 


225 と 日経VI そろそろ売り?っぽい

 


 


■ 持ち高  なし

 

 

 

■サマリー  


東京株式(大引け)=97円安、米半導体株安を嫌気も個別株物色意欲は旺盛

2022/11/17 15:49:17


 17日の東京株式市場は主力ハイテク株中心に売りがかさんだ。日経平均は反落し2万8000円台を再び割り込んだが、個別株の物色意欲は旺盛だった。

 

 大引け日経平均株価は前営業日比97円73銭安の2万7930円57銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は10億6905万株、売買代金概算は2兆8010億円。値上がり銘柄数は1279、対して値下がり銘柄数は489、変わらずは68銘柄だった。

 

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場で半導体関連株が売られた流れを引き継いで、同関連株を中心に利益確定の動きが強まった。米国株市場では半導体モリー大手のマイクロンテクノロジー<MU>が減産計画発表を嫌気され急落、その他の半導体関連株にも売りが波及した。東京市場でもこれに追随して、ここまで全体相場を牽引してきた半導体主力株がリスク回避の売りに晒された。ただ、半導体関連の中でも値を下げたのは時価総額の大きい銘柄に偏っており、中小型株には引き続き強い動きを示す銘柄が少なくなかった。また、前日の訪日外客数の発表を受けて、インバウンド関連の一角も買い戻された。日経平均は安かったものの、TOPIXは小幅プラス圏で引けている。中小型株を中心に個別株物色の動きは活発で、値上がり銘柄数は1279と値下がり銘柄数を800も上回り全体の7割を占めた。

 

 個別では、きょうも4000億円を超える売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>だが株価は急反落。このほか、東京エレクトロン<8035.T>、ローム<6963.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体の主力株が総じて安かった。三井物産<8031.T>が下値を探り、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、住友金属鉱山<5713.T>なども大幅安。また、日医工<4541.T>が急落、サイボウズ<4776.T>も大きく売られた。

 半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が買いを集め、日本郵政<6178.T>もしっかり、武田薬品工業<4502.T>、第一三共<4568.T>も上昇した。ANAホールディングス<9202.T>も高い。ヤーマン<6630.T>がストップ高に買われ、シンクロ・フード<3963.T>が商いを伴い大幅高。リブセンス<6054.T>も活況裏に値を上げ、エアトリ<6191.T>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>、新日本電工<5563.T>なども物色人気となった。

出所:MINKABU PRESS

 


明日の株式相場に向けて=物色意欲に陰りなし、半導体は個別を見よ

2022/11/17 17:00:05


 きょう(17日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比97円安の2万7930円と3日ぶり反落。引き続き全体指数は上値の重い展開が続いている。もっとも下値を売り叩くような動きは鳴りを潜め、個別株物色意欲は引き続き旺盛だ。きょうは、日経平均がほぼ終日軟調で2万7000円台に再び押し戻されたが、値上がり銘柄数が全体の7割を占めるという異色の地合いであった。半導体関連が値を崩し全体の足を引っ張ったように見えるが、実際のところ、それは全体相場ではなく日経平均の足を引っ張ったというのが正しい。売られたのは「時価総額上位の半導体主力株」という但し書きがつく。

 

 前日(16日)の米国株市場でマイクロン・テクノロジー<MU>が半導体ウエハー減産発表を受け大きく下落した(終値ベースで6.7%安)。この流れを受けて引け後に決算を控えていたエヌビディア<NVDA>のほか、インテル<INTC>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、ASMLホールディング<ASML>、アドバンストマイクロデバイシズ<AMD>といった一連の半導体関連株が総花的に売られた。しかし、半導体市況が悪化していることについては既にこれまでにメディアを通じ多方面でリリースされており、マーケット的にはそれに追随する形でネガティブな話が出ても、それほど響かない。スマートフォンやパソコンの売れ行き不振が伝わってから、ずいぶんと時間が経つ。メモリー減産の動きが出てくるのは当然想定されるところで、少なくとも寝耳に水ということはない。

 そして、この日は必然的に引け後のエヌビディアの決算に市場の視線が集中することになったが、同社の8~10月期決算は一株利益が市場コンセンサスを下回った。しかし、ここからがこれまでとは違った展開だった。コンセンサス未達が嫌気され同社株が時間外取引でもう一段売り込まれると思いきや、そうはならなかった。通常取引で下げた分(4.5%安)を帳消しにはできなかったが、株価がプラス方向に振れたことは光明であったといえる。

 この日、米株市場の半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4%を超える下げとなり、きょうの東京市場でも半導体関連株にとっては強烈な向かい風のなかでのスタートを意識させたが、思ったほどの風速ではなかったようだ。これまで記録的な戻り足を見せつけてきたレーザーテック<6920.T>は、その反動もあって一時2500円以上の下落をみせたが、これが全体相場の縮図とはならなかった。半導体関連の中小型株に目を向けると意外なくらい頑強な値動きで、上値を指向する銘柄が多い。シリコンウエハー製造工程で必須の光学断層測定器を手掛けるsantec<6777.T>は一時8.7%高で21年ぶりに上場来高値を更新したほか、当欄でも直近取り上げたC&Gシステムズ<6633.T>、アバールデータ<6918.T>、浜井産業<6131.T>、ティアンドエス<4055.T>、日本トムソン<6480.T>、パンチ工業<6165.T>など、いずれも目先筋の利食い玉を呑み込んで上値追い態勢を維持した。

 個人投資家のリスク許容度が着実にアップしている。ネット証券大手の直近データによると、全市場ベースの信用評価損益率はマイナス7.2%と一段と改善している。信用評価損益率は通常マイナス圏にあり、これがプラスマイナスゼロに近づくと相場はオーバーヒート状態という判断が成り立つ。現状は、過熱はしていないが投資マインドがかなり暖まった状況にある。個人投資家資金の回転が効いていることが、半導体関連の中小型株の強い動きに反映されている。ただ、米国株市場の動向は注意が必要で、NYダウの8月の戻り高値水準である3万4000ドル近辺は、いったんはターニングポイントとなりやすい。

 したがって、今は個別株重視かつキャッシュポジションは高めを維持し、機動的にヒットアンドアウェイを心掛けるのが賢明であろう。半導体関連の中小型株では、シンフォニア テクノロジー<6507.T>、インスペック<6656.T>、佐鳥電機<7420.T>、ニレコ<6863.T>といった銘柄にチャート妙味が感じられる。

 あすのスケジュールでは、10月の全国消費者物価指数(CPI)が朝方取引開始前に総務省から発表される。また、午前中に3カ月物国庫短期証券の入札も行われる予定。海外では10月の英小売売上高のほか、10月の米景気先行指標総合指数、10月の米中古住宅販売件数にマーケットの関心が高い。(銀)

出所:MINKABU PRESS